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招福鍼灸

HIV予防薬のシンポジウム

昨日(2018年2月15日)、aktaさんで行われた
「いま知っておいて欲しい、HIVのあたらしい予防の方法、検査の機会
ーPrEP、HIVcheck.jp」
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というシンポジウムに参加してまいりました

2015年〜2016年に行われたHIV簡易検査キット配布が
2018年も行われることになりました
前回と多少異なる部分があるようですが、
概ね同じような感じだそうです
まず自分がHIVかどうかを知ることから全てが始まります

HIVの方の予後は
非HIVの方の予後と変わらない時代がやってまいりました
HIV=死、という時代は終わりです
しかし放っておけば死んでしまいます
でも、それは梅毒だって同じお話ですからね
症状が出る前に検査に行くってとても大切なんだなと実感しました

さて、最近巷で話題の感染予防についてのお話です
なかなか噛み砕いた話を聞く機会がありませんでしたが、
上村 悠(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)
先生のお話を伺うことができました

HIVの基礎的な部分から、
現在の予防薬について日本での現状についてです

現在はCD4の値が500位だと
1日1錠の服薬を開始を勧められます
もちろんそれ以下であれば
状況により服薬は開始されることになります

命に関わりますからね

当院には、薬を飲みたく無いから
鍼でCD4の700台維持を目標にしている方もおられます
服薬は開始しているが、
CD4の値が200台で停滞していて、
なかなか上がらないという方も来られています

服薬さえ開始すれば死ぬ病気ではありません
薬には複数の種類があり、副作用があったとしても
他の薬を試せるようにもなっています

そうなんです
感染した人に対する治療は国が保証していますので、
当然保険診療なのですが
予防にはほとんどお金を出さない大国:日本です
予防を取り巻く環境はとても厳しいのが実情とのことでした
お医者さんが予防薬ツルバダの処方箋を書いてくれはしますが、
保険はききませんので全て実費となります
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予防薬を無料で配布している国もありますが、
日本は死なない病気であるHIV予防のためにお金を払いません

インフルエンザの予防接種ももう少し安ければみんな受けれると思うんですが、
微妙に払いたく無い人は払いたくない金額なんですよね…

お金の話をしましょうか
保険がきかないHIV予防薬を飲むのに
日本国内での正規価格で購入するといくらになるでしょう

11万円です

1錠4000円弱します
罹患してる人ならいざ知らず、
予防でこの額を出せる人はなかなかいないでしょう

だから飲んでる人は個人輸入してるみたいです
アメリカではジェネリックも出ていて一ヶ月分で約5,000円で買えるようです
そりゃ飲む気がある人なら、真面目に日本で買わないですよね…

予防薬の飲み方にも2種類あって、

・毎日1錠飲む方法と
・前日に2錠飲む方法があります
が、今回はどの飲み方がいいかなどの説明は割愛させていただきます

そしてこの薬には副作用があります
腎障害と
肝障害が特に際立っています
ですので、医師の処方の元に飲むべき薬となっています

当院にはHIV患者の方も多くご来院いただいております
多くの方がHIVキャリアであることを伝えた後に
病院でも鍼灸院でも受診を断られた過去がある
というお話をよくお聞きします

私は、インターン時代に
クリニックで医療の基礎をしっかり叩き込んでいただいたおかげで、
例えばHIVの方の血を見てもなんとも思いませんし、
ただ淡々と処置をするだけなんですが、
知らない方だと怯えてしまうのかもしれませんね

医者も鍼灸師も
しっかり勉強していかないといけない時代だなと実感しました
どんな疾患、難病をお持ちでも
しっかり対応している医療を実践していきたいと思っております


当院HP http://nepple0925.wix.com/taiseido

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HIVでも大丈夫です(その2)

今年に入ってからお二人の方から聞いたお話です

一人は、股間のデリケートゾーンに痛み
があったため泌尿器科を受診
そしてHIVに感染してる旨を伝えると
医師から露骨に嫌な顔をされたそうです

もう一人は、肩こりの治療をお願いしようとして
電話で鍼灸師にHIVに感染している旨を伝えたそうです
すると「うちでは対応しかねる」と言われ、
はっきりと拒否されてしまったとのことでした

医療人としてあってはならない
【拒否】
でも、これが現実なんですよね

ガッカリしてしまいます

当院はHIV自体の治療も行っておりますが
HIVだけど腰痛です
HIVだけど肩こりです


というお悩みをお持ちの方も
問題なく治療に来られています

大体「HIVだけど」なんて不要な接頭語です

でも、HIVに感染しているのが分かっている場合はお伝えくださいね

むしろ前もって教えていただくことで、
CD4を高値に保つ治療
を行いながら他の疾患の治療も可能です


他院はどうか知りません

でも当院は拒絶など一切いたしません



安心して新宿大清堂鍼灸院へお越しください
皆様の体内の陰陽を調和する
新宿大清堂鍼灸院です

当院HP http://taiseido.net/


HIVでも大丈夫ですよ^^(その1)

東京は6cmの積雪があったとこも
あるとかないとか
当院の周りも人が歩かないところは
しっかりと雪が積もっていました

寒いですね
そんな今年に入って18日が経ちました

40も過ぎると日々が光の如き速さで過ぎ去っていきますね(^_^;)

さて、今日は拒否と受容のお話です

結論:
当院はHIVの方の治療も行っております

HIVだからといって治療を拒否するようなことは
一切ありません!


以上です。

というわけで、突然すぎますし少し詳しく書いてみますw


(あ…ブログではあけましておめでとうございます。ですね…内緒ですけどw)

当院HP http://taiseido.net/


日本のHIV

今回はHIVに関してのお話です。

後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こすウィルスの名前がHIVウィルスです。
この病気は、血液製剤、汚染注射針、母子感染、性行為で感染します。
現在、日本は先進国であるにも関わらず右肩上がりで感染者数は急上昇中。
感染者の発見が多い都市は、東京→大阪→名古屋→沖縄の順で高い割合を示しています。
大都市が多いのは分かるのですが、なぜ沖縄なのでしょう?

東洋医学的に考えると陽気が亢進していることから、性欲も亢進され、開放的な旅行気分、感染症への危機感の無さ、若い旅行者に人気の都市・・・ということで沖縄が多くなっているのかもしれませんね。

若い世代の人は、感染の危険がリアルに感じられず、危機管理の概念も薄いですね。

好きな人がゴム無しで性行為を持ちかけてきたときの事を考えてみましょう。
心の動きです。

大好きな彼が病気に感染してるのにゴム無しでやろうなんて言う訳が無い!
絶対そう!!
ゴム無しを拒否して嫌われたくない!!!

ゴム無しで行為に至るまでには、数え切れないシチュエーションがあるとは思います。
しかし、その行為の結果に左右されるのは自分だということ、それを悲しむのは自分の家族や友人であることを、忘れないでいただきたいと思います。

好きな人と人生を共にするのは素晴らしいことです。
何物にも変えがたい宝となるでしょう。

しかし、自分の意思を曲げたり、相手の顔色ばかり伺っている恋愛に本当の意味での幸せがあるのでしょうか?

皆さん、しあわせな恋愛をしてください。
自分も相手も裏切らない恋愛を!

大清堂
http://taiseido.net/