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招福鍼灸

はぴふる はり きゅう

はぴふる という番組で今、夏バテ解消のためのお灸とツボの紹介がされていました。
うちの鍼灸院でもいつも使っているツボである「足三里」「陰陵泉」「三陰交」が紹介されていました。

「足三里」足陽明胃経に属し、脾胃を健やかにします。
「陰陵泉」足太陰脾経に属し、体に溜まった余分な水分、汚れた水分を排出します。
「三陰交」肝経、脾経、腎経の3つの陰経が交会するとても大切なツボ。婦人科疾患では欠かせないツボ。

うちの妹は現在妊娠中なのですが、逆子の治療で三陰交も使っています。
新幹線に乗らないと会えない距離なので、現在ははぴふるでも紹介されていたお灸を三陰交に自分ですえてもらっていたり。

当院の患者さんでも「冷え」を訴える患者さんは少なくありません。
日々のケアが大切。
このお灸のブームがブームで終わることなく、皆さんのスタンダードになってくることを祈っています。

昔は、おばあちゃんとかがやってくれていたっていう世代の方も今はお孫さんがおられる方が多くなっている感じです。

ワタシも、自分で毎日やってますよ。
松尾芭蕉も「奥の細道」で足三里に灸を据えていたことを書いています。

一日おきのお灸だけ!などの短時間の治療でしたら1回1,000円でやっています。
生理痛の時など、皆さん毎日来られてますよ^^v

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大清堂
http://taiseido.net/

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変形性膝関節症

先日、整形外科医と話をする機会がありましたので膝関節に痛みに関して少し。

膝の痛みが、どんな時に出てきますか?
多くは、歩いたとき・走ったとき・正座したとき・・・・などではないでしょうか?

膝にある骨がこすれることで痛みが出る病態が変形性膝関節症です。
膝を構成する骨は太ももの大腿骨、膝のお皿である膝蓋骨、弁慶の泣き所がある脛骨になります。(腓骨は膝関節には厳密には入ってきません)

人間の体重を支えるために、大きな骨と強靭な靭帯と筋肉で構成されています。
骨と骨が合わさる部分の軟骨成分が磨耗して削れることから痛みが生じたり、靭帯の緩みから骨が正常な位置にいることが出来なかったり、筋肉が小さくなったり硬くなったりすることで痛みが生じます。

要は、骨と骨の間の隙間が正しく保たれていれば痛くないんです。

膝が痛いときは、まず整形外科でレントゲンを撮ってみましょう。
自分の膝の隙間がどれくらい保たれているかが分かりますので、そこから治療方針を立てることができます。

整形外科では、切ったり貼ったりするのではなく、保存療法が主に行われます。
膝は股関節と異なり、メスをいれる必要はほとんどないそうです。
人工関節を入れるか入れないかは個人の希望によるところが大きいのですが、値段が150万位かかることと1回入れてしまうと、最低でも10年おきに入れ替えをしなければならないし、入れてしまうと膝の動く範囲が固定されてしまったりと、あまりいいことがないので、よほどでない限りはお勧めできません。
股関節は必要があるときはすぐにやらないと一生歩けなくなってしまうので膝関節とは異なり、行うべきことが多いです。

膝の関節の隙間ではヒアルロン酸がクッションの役割をしてくれています。
保水力がずば抜けて高いんですが、これが少なくなるとクッションが少なくなって骨と骨がこすれてしまい痛みが出てきます。

昔は鍼でしか膝の痛みは取れなかったのですが、現在はヒアルロン酸を直接膝関節に注射で注入することで根本的な治療が可能となりました。
ただ、かなり痛いらしく、そしてヒアルロン酸を注入したからといって必ず痛みが取れるというものではないので今も鍼治療を希望される方が多いのが実態のようです。

膝の鍼治療でブスブス深く刺している鍼灸師がいますが、膝の関節包は感染にものすごく弱く、一回感染してしまうと2週間の入院中、ずっと関節洗浄していないと死んでしまいます。
鍼は1本1本滅菌されているので感染のリスクはほとんどないのですが、整形外科でも消毒は二重三重に行い、感染の可能性をなくしています。

そんな危険を知識もなく行っている治療家が多いので、患者さんのことを本当に考えて治療を行える治療家が増えることを願っています。

大清堂
http://taiseido.net/