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招福鍼灸

『ひき算』の医療

よく質問されるのです
「風邪を引いた時、何を食べればいいですか?」と。
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(´ε`;)ウーン…

というわけで、今日のテーマは
『引き算』の医療についてです

子供の頃、風邪を引いた時
お母さんは、何を食べさせてくれたかを覚えてますか?

やっぱり、おかゆ
あと、うどんとか、ではなかったですか?

現代人はとかく『足し算』に支配されています
何かをしなければ、何かを得られない、と思っているため
まず薬、次点でサプリを摂取しようとします
その次が飲食物ですね

『薬』は生理作用を捻じ曲げて、
治療の過程において都合のいい状態を作り出します
代表は『解熱剤』でしょうか
あとは『鼻水を止める薬』や『目の痒みを抑える薬』

サプリメントの摂取は、
習慣的に摂取すると(いつか)理想の状態を手に入れると信じて摂取するものですね
『ダイエットサプリ』は、その最たるものじゃないでしょうか
あとはジム大好きな人の『プロテイン』に始まる、BCAA・クレアチン・グルタミン・マルチビタミンなどの数えきれないサプリの数々など
飲んですぐに効果は出ないけど、効果を確かに実感出来る、もしくはエビデンスがあるものですね

このように、「何かを摂取すれば体が良くなる」と信じ込まされた日本人
どんどん不要なものを摂取することになります

膝が痛い人に、グルコサミン?
関節痛に、飲むヒアルロン酸?
痩せたい人に、防風通聖散の入ったダイエットサプリ?

例えば、グルコサミンやヒアルロン酸を経口摂取したとして
痛みの出ている関節の関節包の中に有効成分が入っていくまで
体内の臓器のどれだけの部分を血液に紛れて徘徊しなければならないのでしょうか

胃に入り肝臓を通過し膝関節にたどり着くまでにヒアルロン酸はどこへ行ってしまうでしょう
運が良ければ膝の中に入ってくれるでしょうが
有効成分は、全身を巡っている間に無くなってしまいます

『足し算』することは
余分なものを体内に入れる可能性がある
ということです

運動する人がプロテインを飲みますが
筋肉はプロテインを喜びます
しかし、それは胃腸が丈夫であるという前提があってこそのお話

サプリメントは内蔵に多大な負担をかけ続けます
胃も肝臓も腎臓も疲れ切っているのではないでしょうか

食べすぎ
飲みすぎ
呑みすぎ

○○すぎ、には良いことがありません

この○○を無くす生活習慣を築くことで
ていねいな生活、を始めてみるのはいかがでしょうか?

ここで『引き算』です
と言っても、過剰になっている状態からのスタートとしての『引き算』で
均衡を保った状態からの『引き算』ではありません

風邪を引いたら、食欲が出るまで
消化のいい、最低限のものだけを食べる
最低、週に一日は飲酒しない休肝日を設ける
月に何日かはサプリをやめて休肝日を設ける

体を健康に保っておかないと
次のステップにいけません

抵抗力を上げるのはサプリでは出来ません
食べない勇気が抵抗力をあげるのです
消化に使う多大なエネルギーを
体を治すチカラに回したほうが、よっぽど治りは早い
でしょう

病気になった時には先人の知恵を思い出してください
ネットで有効なサプリを調べるより
お母さんに、どうすればいい?と質問する方がいいのでは無いでしょうか

お母さんも喜んで色々教えてくれるのではないでしょうか^^
おかあさんと子供


当院HP https://www.taiseido.net/








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